2016年6月27日月曜日

仕事の効率

病院で看護師さんやヘルパーさん達の仕事を見ているといろいろと考えさせられることが多いです。

各病棟に居る師長さんの”考え方やキャラクター”がその仕事の内容の差し配りや進め方を見ていると非常によく透けて見えてきます。各病棟ごとにまるで別の病院のような雰囲気があります。
私が病院長なら、医師側がどの病棟に言っても統一感を持った仕事がスムースにできるように、方法論的に統一性を持たせるための初期段階での検討会を開くかな〜、等と考えたりするんですが、まあ、これは経営者の仕事ですか。

とはいえ、各個人のレベルを観察していても各人の仕事のレベルは大きく違うしやり方も本当に大きく違いますね。いつもパタパタ走り回って右に左に落ち穂拾いのように仕事をしていく人もいれば、言われたことだけを脇目もふらずにする人、自分のやっている仕事の手順を独り言として大声で言いながら仕事するスピーカーのような人。

それにしても、仕事をするときに「忙しい、忙しい」と言う人の仕事を見ていると、実になんというか忙しくないですね。w 体は駆けまわっているんですが、どう見ても何もしないで同じ所を行ったり来たり。取り敢えずは忙しい振りというのを周囲にアピールしてはいるんですが、どこから見ても充分に考えずに仕事をしているというだけ。

どうしたら、今「忙しい」と言っている仕事を何時まで経っても「忙しい」ままに放置できるのか私には謎です。何故、質を落とさずに目の前の仕事を効率よく済ませるかということに考えを集中させないのか、本質的に怠け者の私にはそこがよく理解できないのです。

病棟によっては始業から終業までの時間がきちんとしていて、規定の時間に4−5分遅れるくらいできちんと仕事の引き継ぎが行われる。しかしあるところでは、夜勤の1時間くらい前から夜勤さんがやってきて翌日まで仕事をして、仕事が終わってもヘタすると二時間位居残って仕事してる人いるし・・・。師長さんによってはそれが大嫌いですぐに追い立てるように帰す人もいれば、いつまでもいつまでも一緒に仕事をしている人も居て各者各様です。

でもね、私は思うんですよね。何故、効率的に仕事を仕上げる方法論を追求しないのかと。だから私は”いつでも”忙しいと言っている人の忙しさというものをほとんど信じません。本当にゴンゴン大量の仕事している人というのは忙しいと言う前に仕事し、かつ終わらせてますから。

怠ける為には効率を追う。(実際はそういう人は怠けてませんが。)エクストラの時間を他のものにつぎ込む、もしくは休息に使う。頭を使わないと体なんていくらあっても足りません。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

>それにしても、仕事をするときに「忙しい、忙しい」と言う人の仕事を見ていると、実になんというか忙しくないですね。w


これ読んで笑っちゃいました。ホントにそうですよね~
働いていた頃の自分のまわりにもそういう人いました…上司ですが 笑
本当に忙しい人はそんなこと言う暇も無いでしょう。
まあ、上司の場合は自分で「忙しぶってるだけだと思われてるかもね」と
自分でつっこんでましたが、なんと答えていいやらわからなくて
皆黙ってました。

small G さんのコメント...

疲れきるまで長く働くことを美徳とする国には進歩というものがないと思います。
用のない奴は家にさっさと帰って家族や自分の為に有意義なことに時間を費やすのは大切です。
もちろん、職場で学べることも沢山ありますが、頭を使って学んでいるかというのは実にその人の未来の質を決める最も大切な要素だと考えます。

人が機械の代わりに長時間労働で成果を出していた時代は昭和までで終わりました。
今は間違いなく”効率的に”働くことこそが賛美される時代だと思います。
(こう書くと、すぐにそれをエゴイズムとつなげる短絡的に人達がいそうですが。w)