2014年8月2日土曜日

人を大切にしない組織は終わる

ここ数年来ブラック企業の話を聞かない日はないほどこういった話は巷間に満ち満ちています。

私自身は本当に一度も行ったこと無いんですが、すき家や吉野家、ワタミなどの安売り合戦をしている所では一体どうやって売上を伸ばしかつ利益を掬いあげているんだろうかと不思議に思っていました。
それにすき家やワタミは糞味噌に叩かれているのに何で吉野家はそういった話を聞かんのだろうかな?とも。例えば名古屋近辺ではCoCo壱番屋などのファーストの店があるんですが、ここなんかはバイトの人の教育が行き届いている厳しいお店という話は聞くものの、従業員が次々に辞めて立ちいかないなどというような話は私自身は聞いたこともありません。
むろん、ここでバイトをするような歳ではないのでそういう意味では直接的に友達から入ってくる場はもとより無いのですが、、、。

そういう意味でこの手の理由を探してみたところ、その理由をすき家と吉牛をもとに「数字で」比較した面白いページが有りました。ナルホドナルホド。ほかにもこの企業に関する就職先サーチをしている人たちの側から見たページもありました。吉野家はここ。同じページですき家の検索をしたらゼンショーホールディングスのページは「何故か?」評判のところのデータ数が少なくて星取表が作られていなくて?何かあるなこれ〜。w こんな情報化時代になに北朝鮮みたいな工作してるんだか、、、。

別に吉野家が良くてすき家が悪いというような単純比較はしたくないですけど、こういう写真を見るとすき家っていうのは、まあ当然こういった噂のターゲットになるような奴隷労働を強いていたんだなという状況が外部の人間にも理解できます。
世の中デフレデフレと言って騒ぎってていますがそこで働く人たちの賃金を削りに削って競争を勝ち抜くなどというやり方は法体系の適正に解釈されていない人治主義の第三世界じゃあるまいし、情報と噂が瞬時に飛び交う21世紀のこの時期にマトモに続くわけもあるまいし。

そもそもそういった労働を強いなければ企業が利益を挙げられないということは前提となる企業の根本的な収益の仕組み自体が成り立っていないということは自明ですわな。こういう企業?(企業というより搾取組織)のトップに立つバカの連中は一度渋沢栄一のことを一年ほどかけて勉強されてはいかがでしょう。既に明治大正の昔より企業は如何にあるべきかを淡々と説かれておられるのですが。以下、渋沢翁のお言葉から2つ。Wikiより。
  • 富をなす根源は何かと言えば、仁義道徳。正しい道理の富でなければ、その富は完全に永続することができぬ。
  • 事柄に対し如何にせば道理にかなうかをまず考え、しかしてその道理にかなったやり方をすれば国家社会の利益となるかを考え、さらにかくすれば自己のためにもなるかと考える。そう考えてみたとき、もしそれが自己のためにはならぬが、道理にもかない、国家社会をも利益するということなら、余は断然自己を捨てて、道理のあるところに従うつもりである。

これからも人にお金を使えない企業というのは潰れていく覚悟をしておかねばならないでしょう。
昔に比べて根性が無く人が次々に辞めていくと言う人も居ますが、昭和の半ば頃というのは右肩上がりの成長をしていた頃で、無理を重ねていてもやがてはそれが金銭・待遇の上昇という目に見える解りやすい形で褒賞が提示されていた時代の話!
何も変わらぬ時給幾らの世界では人を交換可能な部品としか考えないような企業が存続可能な訳がありません。

どんな大企業であっても数年経たずに吸収合併されたり潰れたりして消えていくこのご時世。言っては悪いですが、たかがゼンショーごときが「気合い」だけで続くわけもありません。

今のうちにゼンパイとかいう名前に変えたほうが良いのかも?w

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