2012年12月16日日曜日

コネチカットの銃乱射事件・続報

昨日のブログに書いた事件の詳細が時間の経過とともに輪郭が浮き出てきました。
実際に亡くなったのは現時点でSandy Hook Elementaryの小学一年生20人と教師6人(全員女性)です。子供達は皆、愛くるしい顔立ちをした本当に年端も行かないという表現しか浮かばない小さな子供達で、この子達を全員撃ち殺したとされるAdam Lanzaという二十歳の青年は体という器に心というものが入っていなかったのでしょうか。
母親が教室で教えていたというのは誤報でしたが、アダムの母親は頭を四発銃で撃たれて死んでいたということです。近所の人間で彼女を知る人によると、彼女はガンのコレクターでもあり、かつ子供達もシューティングレンジ(いわゆる射撃練習場です)に連れて行くような銃器大好き人間だったようです。
彼自身はアメリカではごく普通にあるホーム・スクールという、親がカリキュラムを作成しそれを家で子供に教える形式の生活を送ったこのようで、これは彼の母親が学校の教育委員会と揉めた挙句の決定だったようです。それでも、一度はこの惨劇のあった学校に通ったことはあるようで、全く知らないわけでは無かったということです。
彼の母親のことも更に明らかになってきていて、離婚後は前夫が残してくれたお金と引き続き行われた送金で働かなくても良い状態に合ったようで、金銭面での問題は無かったと記述してあります。ただし、彼の生活の中でこのお父さんが定期的に会っているという様な事は全く無かったようで、いつもこの殺された母親はこの親父さんの悪口をズケズケと言い続けていたようですね。
彼自身に関してはコンピューター・オタクだったとか天才だったとかアスペルガー症候群だったとか言うような記述もウェブのあちこちで見受けられますが、何れも確定的なものではありませんので、何もここでは判らないと言う状態です。
いずれにしても驚くのはこの家にあった銃器の量。母と子が住む家に六種類の銃があり、そのうちの一つである「セミオートマチックの殺傷ライフル」がこの犯行の主凶器となったのでした。何が何だろうと、どんな理由だろうと、一家に六丁もの銃保持が「合法的に許されるという異常さ」に何も感じないのだったらやっぱり「頭がオカシイ」としか私は言えないです。一言で言えば、「お前戦争でも始めるんか?」という感じでしょうか。
銃を持つことによる負の連鎖。亡くなられた子供さんのお父さんが報道陣の前で子供のことを涙を堪えて必死に語っているのを見てやはり再びの涙を禁じ得ませんでした、、、。
これに関し、ウイークリー・アドレスでオバマ大統領から政治という動きを超えて行動を起こすべきだという強いメッセージが発されました
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