2012年12月14日金曜日

コネチカットの銃乱射事件

とんでもない事件が朝からコネチカットで起きました。偶々そのニュースに気づきお昼はご飯を食べながら昼間の30分程はその事件の酷さに本当に愕然としてしまいました。
27人もの人間が銃で殺され、そのうち18人は5歳から10歳の年端も行かぬ幼子達でした。本当に頭に来る馬鹿げた事件で、銃社会アメリカならではの胸糞が悪くなるような惨事です。VTの事件だけでなく、実はコネチカットでは数年前にも同じように銃による大量殺傷事件が起きていますし、この手の「銃」により大量の無辜の人々の人々の命が理不尽に奪われてきました。
シングルマザーの母親が教師をしていた小学校の教室に入ってきたこの教師の息子が母親も含めてそのクラスの子達を「全員」殺してしまうという凄惨さは想像する事さえ出来ません。この子達の親御さん達の気持ちに至っては、想像する事を許されないほどの出来事だとしか思えません。大教大付属池田で八人の死者と15人の怪我をした子供達が出た事件を思い出させました。
あってはいけない事が普通の場面で普通に起きてしまうのがこの国の狂った一面でもあるのです。銃など不要というのが近代国家の当然の姿であるべきなのですが、自分の家族が殺されるまで銃は必要と叫び続け、更に殺された後も銃は必要、だからこそ必要等と叫ぶ馬鹿がいるのです。もう、ホントに救いようがない、果てしもない、底無しの馬鹿がこの国には沢山います。
全ては教育とシステムと法の問題なのですが、NRAという最強のロビー団体が「銃の保持と使用の制限」を強烈にそして永遠に阻止しようと日夜頑張っているのです。確かにこの国では田舎に行くと当然のように銃を持って家を守っています。
日本のように刀狩や、廃刀令などのように大きな銃器を狩り集めるような歴史上の事件が無かった事もあり、21世紀になってもこれほど市民生活の中に「普通」に大型小型の銃器が蔓延しているのでした。
オバマ大統領の発表したホワイトハウス声明を聞いていて私は涙が出てくるのを止める事が出来ませんでした。美しい未来を理不尽に奪われた子供達に心からの哀悼を表します。
 
ブルームバーグが激怒とともにこのキチガイ達を消滅させてくれますように。
アメリカの市民の手から銃が消えるのは何時の日でしょうか。
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