2011年9月25日日曜日

Facebookのパワー

Facebookを使うことでラボを卒業していった学生や昔居たのラボの友人、そして諸々の友人との繋がりが拡がる、というか繋ぎとめられている。遥か昔に消息が判らなくなった友人も検索窓に名前を打ち込み、推測される追加キーワードを与えるだけで「かなりの確率で」旧友の消息が判明するのだから凄い時代になったものだと思う。便利と言う言い方もあるだろうが、見方を変えるとどこまで行っても相手の消息が判るうえに、今までの時代だったら何というか自然に消滅していっていたような弱い繋がりもデジタルのレベルでは消えて行かないことになって来たのだから事態は複雑だ。
この事に何の疑いも持たないし便利だと思う人が多いとは思うのだが、そういうものが自然に消えて行くのも含め、そしてその消えてしまった繋がりを引き続き時間を経て探し求めることも含めた行為というのが我々の数年前までの「普通の」生活だったと思うのだが、それも変わってしまった。
昨日起こったことはそれを文字通り体現するような出来事だった。医学部の卒業生達の一人が私をFBから見つけ出し、コンタクトを取ってきた。フレンドコネクトを確認した直後に今までどこで何をしていたんだろうというような、自分の前からは消えたはずの旧友達から文字通り「一斉に」友人の確認が入ってきたのだ。それも殆ど休みなく。更にその繋がりの先にある友人達からも追加の確認が入ってきててんやわんやの状態。
日本のようにアメリカほどはFBが使われていないような国でさえこれなのだから、アメリカ生まれの人間はどうなのかというと言えば、実際に家の娘達は信じられないほどの友人を名簿上に持ってます。僕の教えている女子学生に至っては何と三千人台!君はセレブか?w
しかし娘に言わせると、結構いろんな事があって面倒くさくなったりした時なんかにはunfriendしたり、アカウント自身を一度完全に消したこともあったみたいです。彼らのような「デジタルでの繋がりが自然な世代」には彼らなりの使い方繋がり方というものがあるのでしょうね。
オジサンにはオジサンなりの使い方があるのです。(笑)

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