2010年10月12日火曜日

今日もグラント漬け

朝から晩までグラントの推敲で大忙し。
グラント書いたら猫にでも読んでもらえといいますが、それほど多くの人の多面的な批評が大事なのです。タコツボに入ってグラントのことばかり考えていると、自分だけが解っていて読み手の全く理解出来ない訳のわからないものを仕上げてしまいかねないので、読み手が読み易く、理解し易く、かつ内容は必要十分なものが揃っていなければならないということなので、なかなか大変です。
おまけに21世紀になってからは、ますます脊椎動物を使った実験系への監視の目は厳しくなってきており、下手な動物取扱のプロトコルを書くと、どんなに実験自体が素晴らしいものであっても「確実に」そこでグラントの提出は差し止められます。それほどその部分への社会の目が厳しくなっているのです。特に一部の極左系の動物の権利を主張するグループは良心に基づく人は勿論、真性の基地外まで含めて過激な行動をとりがちな一群がいるので、科学者も、大学も、そして政府の関係機関各位においてもそれらのグループや人物に神経を尖らせています。話し合いなら解るのですが、いきなり乱入してきて暴力行為を働いたりする是非もない連中が居ますので要注意です。
大昔はプロトコールなど有って無きが如きものだったらしいのですが、少なくとも私がアメリカで知っている動物取扱規約は非常に厳格なもので、ありとあらゆる意味で動物の側に立って、精神的、肉体的苦しみを少しでも取り除くセッティングがなされています。

それはそうと、今回のグラント通ると良いんですが。

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