2010年8月15日日曜日

近江八幡へ

今日は私にとって、今回の訪問で最後の週末だったので、それを利用して、嫁さんの義母の実家のある近江八幡へ行った。
もとからひがえりの予定だったので、こちらで長もちと赤福を買い普通列車に乗る。新幹線にさえ乗らなければ片道2300円もセーブして、たったの1870円で名古屋から近江八幡まで行ける。
二時間ほど列車に揺られて詩情豊かな近江八幡に降り立つとタクシーで手打ち蕎麦屋を営む親戚の家へ5分ほどで着く。信じられないほどの鈴なりのお客さんで賑わっており、入るのも躊躇われたがなんとか親戚特権を行使させていただいて、95歳のお婆さんが待つ居間へ入って行き、早速挨拶。頭脳明晰で、昔のことだけでなく、昨今の時事問題についても非常に能弁に語ってくれるお婆ちゃんを見ているといつも舌を巻く。頭脳とは年齢ではないなといつも確信する瞬間の再来である。
早速忙しい中、天蕎麦、出し巻き、魚のミリン焼きが出てきて恐縮する。印象的なほどに美味であった。2人の息子も一生懸命それぞれに働いており、そのうち長男が手打ちを実演しているところをビデオに撮らせてもらった。何年経ってもまだまだ納得できんと言って反省ばかりしていた。私から見たらどこにも落ち度がないようにあるのですが、、、彼に言わせると「師匠はこんなもんやない」というのです。二時半に店は終わり、7人いたお手伝いの女性陣が帰宅した後、二階に上がりおじさんと健康談議になる。医者として健康診断の数々のデータを見せられ、コメントを次々に求められた。(苦笑)
6時ごろに長男に近江八幡駅まで送ってもらい、タネヤの羊羹を購入して帰路につきました。去り際にお婆ちゃんとお別れする瞬間は後ろ髪を引かれる思いでした。95歳のお婆ちゃんはいつも今回が最後、今回が最後と言うのが口癖です。
帰りついた名古屋駅ではお婆ちゃんの万引きだか置き引きだかが捕まった瞬間を目撃してしまった、、、。何だか複雑な気持ちでした。同じ年寄りでもこうも違うのか、と。


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