2016年10月19日水曜日

トランプ対クリントンを日本から見ると・・・

日本でも話題になるアメリカ大統領選。

日本では対岸の火事のように捉えている人もいるかもしれませんが、実際はどちらが選ばれても”もろに”火の粉をかぶるのは日本。私が見ている限りではアメリカ人の絶望感ほどのものはないかとは思いますが、嘘つき弁護士とこれまたネズミ講の胴元の更にその元締めみたいなおじさんとの闘いにしか見えません。

左巻きやリベラルが報じる大統領選は正直、俄には信じがたいような偏りがありますので(日本も全く同様ですが)トランプのネガキャンはさておいて、クリントンのインチキ野郎ぶりと嘘つきの激しさの度合いにおいては、実際の所リベラルでさえもトランプは絶対イヤだがクリントンも生理的に受け付けないレベルと言う人達もこれまたゴマンと居ます。
(そもそも旦那のビル・クリントンも大統領の品位を貶めたと言う意味では歴代トップではないかと私は思いますね。)

私も日本に戻っていなかったら、presidential campaignをリアルタイムで見るだけでなく、周りの人達がこの選挙を巡って大学内で議論をたたかわせるのを聞く機会があったわけですが、今回はそれはなし。それでもアメリカの友人達が言ってくる話は基本的に”どうにでもな〜れ!w”的な諦めに似たところがあります。

実際の所、オバマが二期目を勤めている間のアメリカ国内における政治のいろいろな意味での衰退ぶりはまさに目を覆うばかりのものでしたし、何だか訳のわからん増税が行われたのも間違いありません。オバマケアに関連して保険会社にオバマ達が負けたのが最大のポイント。次が”大きすぎて潰せない”というアメリカらしくない社会主義的思考法でクライスラーや銀行を救ったところがもうダメダメも良いところでした。

アメリカの本質的に良いところはまさに残酷なまでの自由競争。頑張る奴や運の良い奴は報われてその反対は・・・という世界です。ただし、この話も”チャンスの固定化”などというものが数字的にもかなり明らかになりだした21世紀に入ってからは随分若い世代を中心に考え方自体が変わってきてしまいました。(実際はいまだに日本よりかは遥かにチャンスもリスクも多い社会だと思いますが、それに合うか合わないかはまさに個人次第というところですね。)

話戻って今回の選挙戦。なんでこんな二人しか最終候補に残れなかったのか、いろいろな意味でアメリカの中身に大きな問題がうず高く積もってきているのでしょう・・・。

アメリカの大統領選、通常は共和党候補が勝つほうが日本にとっては絶対に良いのですが、今回ばかりはどっちがなってもアメリカにとっても日本にとっても暗黒の四年が始まりそうなそんな嫌な予感がするのです。orz

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