2013年10月3日木曜日

この程度の認識ですから、、、

今アメリカでメチャクチャ視聴されているYouTubeのコンテンツが有ります。

如何にアメリカの平均的な国民が自分が反対しているACA(Affordable Care Act)=Obama Careの事を解っていないかということです。ACAとは即ちオバマ・ケアの事なんですが、ジム・キンメルのショーの中でちょっとしたイタズラを仕掛けました。まあちょっと見てみてください。w
出て道行く人々に「オバマケアとACAとどちらを支持しますか?」と次々に尋ねていくものなのですが、この質問をぶつけられた人々は見事にこのイタズラに引っかかっていきます。みんなそのケアの中身は気に入っているであろうACAなのにそれに「オバマ」という名前を貼り付けることによってキッチリそのケアの内容に「反対!」という愚かさ。
あくまでもオバマが関与することに依ってその中身は社会主義的だとか非アメリカ的だとか、もう訳の分からない見事なバカの壁状態。要するにその政策を提案する人間が嫌いだから中身はなんだろうと構わん「反対!」という訳です。人は思考を停止したら後は記号に反対するようになるですネ~。
でも唯一ACAのほうが良いという発言を収録されたのは黒人男性。編集でどうにかされているのでしょうが、そういう反応が人種によって分けられているという可能性をも暗に指しているということを「番組として」強調して示したかったのかもしれませんね。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いとは言いますが、日本の民主党じゃあるまいしアメリカの民主党をそこまで嫌うのは何故かと伺いたいものですが、いろいろあるにしても大きな要因は大統領の人種。ティーパーティー支持者とそれを煽るFOXニュース関係者にとっては残念ながら人種的な軋轢はマダマダ大きいのです。実際共和党の中から派生してきたティーパーティー支持者というのは共和党の進む方向性などとも何も関係なく自分の選挙区の「共和党候補者」が自分の声に声を傾けさえしてくれれば良くて、国家がどちらに進むべきかというような大局観は「全く」持ち合わせていません。

最後にはいつも自分達こそがアメリカを愛するアメリカ人という、いつもお決まりの「相対的な判断基準など一度も考慮したことのない無学で愚かな連中」が自らの殻の中にこもって外の世界を批判し、地域の候補者も再選のためにそれに唯々諾々と従わざるをえないというのが現状です。
こんな連中が自分の住んでる外の世界など正確に理解できるわけもありませんし、期待することも出来ません。w こんな連中が銃器の所持反対運動に賛成する事を期待するのが無理というのも感覚的に御理解いただけるでしょうか?

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4 件のコメント:

Mochi さんのコメント...

カリフォルニア州在住日本人です。
動画の紹介有難うございます。笑わせてもらいました(^.^)

small G さんのコメント...

お楽しみ頂けたようで幸いです。w

taka さんのコメント...

いつも楽しみに拝見していますが、今回は特に参考になりました。

small G さんのコメント...

Takaさん、
雑文でのお目汚し恐縮至極です。
実は11月の頭にボストンに参ります。ハーバードの構内での会合ですが、もしかしたらタカさんともお会いできるかもしれませんね!