2013年9月16日月曜日

日本へ細胞を送る

FedExを使って来週日本に細胞を送ろうと思っています。
この手のものの発送でいつも問題になるのは主に二つ。そしてその二つで全てです。

一つ目は書類の準備です。こういった医学や生物学で使っている細胞はBiologically hazardous materialと分類され、感染性がある「かも」しれないものとして一律危険物扱いです。その為、これらを送り出すためには生物学的危険物の講義を受けてテストを通らなければなりません。
その上で、普段は目にすることもないような書類に良くわからない税関番号その他をかきこまないといけないのですが、この作業がはっきり言って面倒くさいのです。もちろん、秘書さんに頼んで一発で終わりという手もあるのですが、近年この書類梅の作業がいろいろな変遷をたどった挙句、全てウェブ上での作業になりました。おまけにその作業の過程をセーブすることが出来ないという不思議なシステムであるせいで、ほぼ一発勝負で仕事をしないといけません。
おまけにこの書類に一箇所でも間違いがあれば、回収の人はピックアップしてくれませんし、到着先の税関でもモノは藻屑と消えます。

二つ目はドライアイスの心配です。FedExの回収担当の人を前もって呼んでおかないといけないので、その指定時間にドライアイスが最大量になるようにして日本までの配送を願い出なければなりません。日本まではこの手のものは通関込みでほぼ3日と考えてよいのですが、その間ドライアイスが消え去らないことを祈るしかありません。
このドライアイスが消え去ればそこで「ジ・エンド」200-300ドルかかるこのシップメントは全ての労苦が水の泡となるわけでした。
さあ、今回はテスト配送としておくりだし、それが上手くいけば次回が本格的な大型配送。どうか上手くいってくだされ。。。

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