2013年2月5日火曜日

とんび

良い時代になったもんです。
日本のドラマがアメリカに居てほぼリアルタイムに視聴できる時代。嫁さんから送られてきたリンクを視聴してみて最近涙を流してばかりの連続ドラマがTBSの「とんび」です。重松清の原作なので、間違いなく本のコンテンツはレベルが高いと思われるんですが、残念ながら現時点でそれを読むチャンス自体はありません。角川文庫で感動する本の第一位に選ばれているとの事、是非読んでみたいものです。
驚いたことに、この小説はもともとNHKで製作された事が一度あって、そのときも非常に人気があったそうなんですが、これはTBSの挑戦?それとも新解釈、新役者陣による焼き直し?なんですかね。こういうことを知ると、NHK版も観てみたくなりますが、、、。
日本ではTBS版、今第四話まで終わったようですが、親と子の心の繋がりを襞の一つ一つまで丁寧に描き出しています。それを可能ならしめているのは手練の役者さん達で、本当に上手いですね!ただ、ネットを見て多くの人の感想を読んでみると、 吹石一恵の役どころに共感できない「女性」が多いのに驚きました。w 僕自身は、何てこと無いただの上役くらいの感じでしかこの人見てなかったんですが、なんだか女性の心の中の「何か」を逆なでするものがあるようです。可愛そうに。(笑)
内野演じる親父、野村演じる若い坊さん、そしてその親たる坊主の柄本の「ピッタリ」とはまった役どころに何時も感心しています。この作品を作っているのはあのJINを作った人達なのだそうで、まあ、内野さんが選ばれたのは単にはまり役だからだというだけでもなさそうです。
それにしてもこの四話の後半で、若いころに子を捨てた母親と、その捨てられた子が互いにそれと知りつつも知らない振りをし、またそれに気付いた周りの人間が黙り込んでその話を聞き入るところでは余りのことに嗚咽してしまいました。
子を思う母の気持ちこそは、時代を超え、国を超え、理屈など完全に関係の無い絶対の愛情なのだなと再び感じました。男親の愛情とは表現の形が違うなと思ったのは私だけでしょうかね、、、。
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