2012年8月31日金曜日

生まれて初めてのインプラント

本日は朝より自分のラボのオフィスの下にあるペリオで生まれて初めてインプラントを入れるオペを行いました。
インプラントといってもそれが何かわからない方もいると思うのですが、アメリカでは極普通に行われている人工歯根の埋め込みのことです。日本では保険の適応にならないのですが、アメリカでは歯の保険に入っていれば普通に保険適応が効きます。(ていうか、歯の保険自体、高いので入らない人が多いんですけどね、、、。)
ブリッジなどを作るという手もあるにはあるのですが、アメリカは結構何という事もなしに「それじゃ、インプラントしますか」という感じの流れになります。三本の歯が無い部分はどうしても骨の土台が痩せていきますので、加齢にともなってどんどんいわゆる「クシャおじさん」顔になってしまうのが避けられません。 というわけで、数カ月前に抜歯した部分に骨を埋め込むオペを受けていたんですが、それも完全に再生のための土台として機能してくれて、良い日取りを選んでのいきなりのオペでした。
http://www.straumann.jp/patient/about.html より
全て下顎で19・30・31番の3本を一斉に埋没させて昼過ぎに終了しました。大体二時間もあればという感じで説明を受けていたんですが、途中で、埋没させるネジを捩じ込んで入れるためのドリルに問題発生してえらく時間がかかりました。(T_T) 
おまけに私の主治医の女医さんは卒後2年目の先生だったので、治療途中で上級医に一々「これでいいんですよね~??こっちの方がいいですかね~?」等と聞きながら進める感じで、心のなかで「ちょい待って、大丈夫かい???」と、ちょっとビビリました。w (研修医に治療受ける患者さんって、みんなこんな気持ちなんでしょうかね?w) まあ兎にも角にも最後は完璧な状態であることをペリオにいるディビジョン・チーフが確認してくれて「終わりよければ全てよし」だったんですが、、、。
終わってみての感想は、「それほど痛みはあんまり無いんですが、とにかく骨をスプーンやドリルでゴリゴリ削っていく音がギボジワル~」と言う感じが強かったです。三本のインプラントで保険が効いて最初の診断、抜歯から土台の埋め込み、最後に歯を被せるまで全て含めて$2000後半ですが、お菓子大好き人間はいくら歯を磨こうと、大人になって経済的にもこうやって罰を受け涙目です。
今日の午後は仕事を休み家で鎮痛剤と抗生剤を飲んで沈没。氷をあててはいましたが、あごは少しだけ腫れてミニがきデカ状態です。オピオイド系の鎮痛剤Narcoはやっぱ強力ですね、、、。
今後2から4ヶ月後に状態を見て実際にうわものの歯をセラミックの歯がかぶさることになるそうです。さてさて、どういう仕上がりになりますことやら、、、。
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