2011年2月23日水曜日

社会保障・税番号の導入はうまくいくかというよりも、、、

今日本で進んでいる議論の中に「社会保障・税番号」の導入というのがあるようです。
この手の番号導入でいつも強い反対論が沸き起こるのは、主に二つの理由、プライバシーの侵害の可能性と課税評価への完全補足の足がかりになることへの、富裕層と所得隠しをしている連中(若しくはその双方が重なった連中!)の恐怖だったのではないかと思います。
しかし、アメリカの社会保障番号制度(及びそれを持たない合法滞在者の為の納税者番号制度)を見ても解るように、21世紀の近代国家としての体裁はこの手の一括管理による合理化と行政の円滑な運営を助けるシステムの導入は不可避なものだと自分は思います。
ただ、この手の制度の導入には公務員その他に対する、この手の番号の管理の濫用に対する強烈な罰則を設けないと、とんでもないことが起こりそうな気が、、、。以前の年金問題の時に全国の社保庁の人間の中には如何に職業倫理的な敷居の低い人間が沢山いるのかと言うのを詳らかにしてくれましたので。(逆に言えばそれが普通の人間の世界なのですから、罰則を設けて倫理の穴を埋めるしか無いのですが。)
これからは個人の資産運用を「どこまで」税務署が把握するかということに関するせめぎ合いと、個人のプライバシーを漏れないようにする対策、そして漏れた時はどうするのかという方法論の深化にかかってくるのでしょう。
(実際の所、その気になれば個人情報なんてどんな人間であれ殆ど透明の状態ではないかと思うんですがどんなもんでしょう。)

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